身近な人の「怒り」について考える
こんにちは
心理カウンセラーの よしだひさこ です。
東京では桜が咲き始める頃になりました。
私の実家からは桜の木が見えるのですが、
咲いている間に帰れるかなぁ
ひと目でいいから愛でたいなぁ
なんて思う今日この頃です。
さて、今回は
「怒り」についてのブログです。
怒っている人のことが苦手に感じている方って
多くいらっしゃると思いますが、
こちらのブログを読めば
怒っている人についての見方が変わるかもしれません。
ぜひ最後までお読みくださいね。
「怒り」のパターンを考える
皆さんは
「怒り」という言葉を聞くと、
どんな気持ちになりますか。
怖くて近寄りがたいとか、
気分が悪くなるとか
自分までつられて怒りを感じてしまう
といった感じでしょうか。
いずれにしろ、
あまり前向きで楽しい気分にはなりにくいですよね。
そんなふうに
何かとネガティブの象徴のように扱われがちな
「怒り」という感情って、
何故湧き上がってくるのかを
あなたは考えたこと、ありますか。
私の場合、
うちの夫が
日常的に「怒り」の感情を表現しますし、
幼い頃からうちの父が
応援しているプロ野球チームが負けただけで
不機嫌になって怒ったり、
私が今 ① 自分を理解してほしい、愛してほしいという表現方法の一種
従事している接客販売の仕事でも、
何らかの要因で
お客様が怒ってしまう場面にも遭遇するので
恐らく世間の平均よりもたくさんの
「怒り」に接してきました。
だからこそ理解もできています。
② 自分自身に腹を立てているときの自己攻撃の一種
③ 自分へ対する罪悪感(=自分は悪者であると思う感情)を持つ故、
これ以上周囲から攻撃を受けないように自分を守ろうとする、自己防衛の手段
このいずれかの感情が
怒りとして表現されているのだと思います。
今回はその中でも
身近な人たちの
「怒り」として表現されやすい
①の、
自分を理解してほしい、愛してほしいという表現方法の一種
と
②の、
自分自身に腹を立てているときの自己攻撃の一種
について紐解いていきたいと思います。
③の自己防衛の手段についてはまた、
別の機会にでもご紹介しますね。
自分をわかってほしいと叫ぶ「怒り」
身近な人たちの怒りで一番多いパターンは
「自分を理解してほしい。愛してほしい」
だと思います。
例えばうちの夫の場合、
旅行へ出かける前、
夫が設定した出発する時刻より
5分弱程度遅れて
準備を終えた私に対して
最寄り駅に向かいながら
夫は
「なんで時間守んねぇんだよ!
次同じように間に合わねぇなら出かけるのやめる!
てめぇでキャンセル料払え!!!」
・・・といった具合で
ものすごい剣幕で怒ります。
こちらを丁寧に言い換えると、
「自分はあなたを喜ばせるために
旅行を計画しているのに、
何故あなたはそれを理解して動けないのですか。
自分はこれ以上傷つきたくないです。」
一言で表現すると、
夫は私に喜んでもらいたいだけなんですよね。
この怒りを文字化して客観的に読むと
夫はめっちゃ怒っていますが、
夫あるあるの猛犬のような表現パターンなので
私としては
「怒らせちゃってごめんね。
早くいつもの素直でかわいいチワワに戻ろうねー。」
って思っています。
こちらの場合は
私が夫の思い描いた通りに動けていないから
怒ってしまうだけなんです・・・
(夫よ、いつもごめん・・・)
あくまでも
これは我が家でよくあるやりとりではありますが、
家族間や、心理的に距離の近い人同士だと
こんな感じで怒りの矛先を向けられたり、
逆に自分が同じようにしてしまうことって
程度の大小はあるとしても
よくあるのではないでしょうか。
当然、距離が近ければ近いほど
相手への甘えも出やすい、というのも事実。
だからこそ
夫婦間では離婚問題にもなりかねないような
大きな問題に発展する可能性も否定できませんが、
家族間での日常で表現される怒りは
相手に対する何らかのメッセージだと捉えれば
基本的にそこまで身構える必要はないと
私は感じています。
八つ当たりという名の「怒り」
次によく起きるのは
「自分自身へ向けた自己攻撃の一種で表現される怒り」
です。
八つ当たりともいいますよね。
こちらも怒りとして表現してしまっている以上、
目の前の人へ対する「理解してほしい」の変形です。
こちらも夫エピソードですが
運転免許証だの、健康保険証だのを
自分でどこにしまったのかわからなくなって
夫は家の中で
「ふざけんなよー!」
「なんでどこにもねぇんだよー!」
などと大声を出して爆ギレしながら
探し回ることが何度かありました。
私が別の部屋で何かしていても
大声で私に聞こえるように大騒ぎするから
こちらとしては何事かと思うんですよ。
苛立っている夫に早く落ち着いてもらいたくて
仕方なく一緒に探して
最終的にどちらかが見つけるんですが、
本当に困ったものです(ため息)。
この件だって、
たしかに夫は怒ってはいますが
言い換えると
大事なものを紛失してしまった
自分自身に苛立っているだけなんですよね。
こちらもまた私に対して
「紛失したかもしれないという不安な俺の心を助けて。
一緒に探してくれー!」
・・・って言いたいけど、恥ずかしくて言えない
の裏返しだと思います。
探し当てたあと、
私が「見つかってよかったね」と言うと
夫:「俺は、ここにあるってわかってた(ドヤ顔)。
それをあえて一緒に探してくれるか試したかっただけだよっ!」
私:「あー、はいはい(棒読み)」
こんなふうに見方を変えると、
ただ素直に
「大騒ぎしてごめん。そしてありがとう。」
って言えずに強がっちゃう人、
ちょっとかわいらしく見えませんか?
程度の違いはあれど、
こんな感じのやりとりって
近い関係性の人同士ならあると思います。
少なくとも、我が家だけじゃないと思いますよ。
「この人、一体何に怒っているのかな?」の視点を持とう
今回は、
うちの怒りっぽい夫エピソードばかりに
なってしまいましたが、
皆さんに
これらのエピソードを通してお伝えしたいのは
怒りの原因は
怒る本人から生まれるものだから、
その人自身の問題なだけ
ということです。
そもそも自分の心の中がすっきりしていると、
「怒り」なんて湧き起らないんです。
つまり、
自分自身としっかり向き合えていなかったり
モヤモヤを抱えていたりして
心の内側が雑然としていると
「怒り」という形で
表出させてしまうんです。
整頓された部屋にいると
たっぷり深呼吸をしたくなるほど
リラックスして気分がいいのに対して、
ごちゃついた部屋にいると
空気も澱み、なんとなく落ち着かなくて
不快感が生まれやすい。
心の中を部屋の中と同じように想像すれば、
なんとなくわかりますよね。
夫にはよく
「あなたの怒り方は駄々をこねる子供と一緒だよ」
と伝えます。
幼い子どもって、
自分の思い通りにならないことがあると
「怒り」や「泣き」を使って
相手をコントロールしようとしますよね。
大人の「怒り」も
根源は同じです。
それとは知らずに、
あなたのような優しい人は
こんなふうに考えたりしていませんか。
「私が何か怒らせるようなことしたかなぁ」
「私の配慮が足らなかったかも」
「この重い空気を私がなんとかよくしなきゃ」
もし、あなたがこのようなマインドを持っているとしたら
こちらを読み終わった瞬間から
手放すことをおススメします。
何故なら
怒る側の人は
怒りを使えば周囲をコントロールできると
誤った認識で相手に矛先を向けてきたのに対して
自分の行いが悪いかもと
真に受けてしまうことで
その怒りを助長させてしまうこともあるからです。
その昔お世話になっていた先輩社員の方が
機嫌が悪くなるたびに
私に不機嫌をバラ撒いていたのが
まさにそれでした。
当然、当時の私は全く気づけず、
毎回怯えていました。
まぁそんなわけで、
あくまでも
他人(相手)の気持ち
と
私の気持ち は
切り分けて考えることが大切です。
あなたの優しさは
誰かの気持ちを背負うためではなく、
相手が助けを求めてきたときに
自分が相手をサポートするほうに使いましょう。
話を戻します。
以上の背景を踏まえた上で、
これからはあなたも
こんなふうに思いを巡らせてみませんか。
「この人は一体何に、何故怒っているんだろう」
と。
そんな視点を持てると
目の前の怒る人を
冷静に客観視できるようになりますし、
おのずと
怒る相手の気持ちと私の気持ちを
切りわけて考えられるようになります。
この接し方を意識していくと、
徐々にではありますが
怒る人の気持ちも多少理解できるようになりますし
今まで感じていた
「怒り」に対しての怖さも薄れてくる
のではないかと思います。
客観視できると、
目の前の人がどんなに怒っていても
余程のことがない限り動じなくなって
冷静さを欠いた
とっさの誤った判断を防ぐこともできます。
私は、
「怒り」の感情を無理に理解しましょうと
言いたいわけではありませんが
あなたが
日常にあふれる怒りに苦しんでいるのだとしたら、
私はそんなあなたに
そっと寄り添うためのメッセージとして
こちらのブログを書きました。
このメッセージを必要としている人に
届きますように。
