こんにちは

心理カウンセラーの よしだひさこ です。

 

最近、暑くなってきましたね。
まさに「初夏」!

今くらいの
カラッとした暑さがずっと続けばいいのになぁ

なーんて思いながら、
毎日ベランダで洗濯物を干しています。

 

さて、今回は
親切とお節介について心理学的な観点で
お伝えします。

親切のつもりがいつの間にかお節介に・・・
なんてこともあると思います。

そうならないために、
こちらのブログをぜひ参考にしてみてくださいね。

親戚を全力でもてなしたいだけなのに・・・

私の実家の両親は、
今も変わらず
私のことを全力で愛したい人たちですが

人一倍
親戚や身近な人たちのことも
大切にしたいし愛したいと思っていたように
私には見えました。

 

その証拠として、
両親の愛情深さは
我が家を訪問する親戚の皆さんには

「手厚くもてなす」

ことで、
表現していたように感じます。

■家中を片づけて掃除しておく
■母の様々な手料理や、手作りお菓子でふるまう
■できる限り会話を途切れさせない

思いつく限りで主にこんな感じ。
これらはマストでしたね。

とくに母の手料理とお菓子はハイレベルなので、
本人も自信があったでしょうし。

 

そんなんで、
私が幼い頃から両親は
ずっとこのパターンで親戚を迎え入れていて、

当然私にも
「来客には手厚くもてなすのが流儀」
と、教育していましたから

私は、それが世間では
当たり前のことなんだと思い込んでいました。

 

我が家への訪問者は、

私が中学、高校生以上になった頃からは
遠くに住む伯父、伯母家族ではなく、

進学や就職などで上京した私のいとこたちだけの訪問が
中心になっていきました。

勿論、祖父母や、
片道1時間程度の場所に住んでいた
東京の伯母(母の姉)も時々訪問していましたが。

 

その中で、
とくに上京したばかりのいとこたちには

両親はいつも
「近くに住んでいるんだし、また来てね」
って声掛けしていましたが、

ほとんどが
1度か2度くらいしか来なかったんです。

 

両親(とくに母親)は我が家に
いとこたちがあまり来てくれないことを
すごく悲しがっていて、

「なんでうちには来てくれないんだろう・・・」

と、よく口にしていました。

(前述の)多忙な東京の伯母の家には
何度もいとこたちが遊びに行っていたことを知っていたから、
余計にそう感じたのでしょう。

 

 

それにはいくつか原因はあったと思います。

◆最寄り駅からバス移動が必要
◆階段で4階まで上る必要がある
◆古い団地の2LDKで、狭くて窮屈な感じがする

 

これらは物理的な原因です。
どうしようもない原因。

 

それ以外にも、
こんな理由もあるんじゃないかなぁと、
大人になった私は考察しました。

 

 

「手厚いおもてなし」で疲れる問題

 

この「手厚いおもてなし」が
重く感じたのではないかなぁと

今の私は感じました。

 

いとこたちはきっと、

ただフラッと顔を出しただけのつもりなのに

めっちゃ(プロ級の)手料理とお菓子出てくるし、
家の中きれいだし、
やたらしゃべりかけられるし

自分も手土産でも持ってこなきゃ
釣り合わないってこと???

部屋で
静かに過ごしちゃいけないの???

 

ここの家に遊びに行ったら
毎回何かしなきゃいけないって・・・

なんか疲れる・・・

 

 

こんな感情を感じていたのではないかなぁ
と思います。

両親は、
みなさんにただ喜んでもらいたかっただけなのに

頼まれもしないアドバイス

そんな両親のもとに育った私も
つい最近、

同じようなことをやらかしました。

 

親子って、良くも悪くも
似たような要素を持っていることを示す典型です。
これは。

 

それは職場でのこと。

 

最近同じ部署で勤務するようになった方は、
店内の他部署で勤務している頃から
よく会話していた、

気の合う仲間のひとりでした。

 

以前から
仕事の進め方についての
意見交換をしていたこともあり、

同じ部署になってからは
より一層そういった内容の会話が増えました。

「こんなとき、よしださんだったらどうします?」

みたいなこととか。

 

その日もいつものように
「よしださんだったらどうします?」案件があって

同じように答えてその場は終了しました。

 

そのあと、別件の話の流れから
私は不用意にも
その方から求められてもいない

いわゆるその方のちょっとしたミスの
改善点のヒントを
ベラベラ喋りはじめちゃった
んです。

 

なんとなく
空気が悪くなったのを感じたのにもかかわらず。

 

 

帰宅後、

私はあのとき
なんてことをしてしまったんだ!と
猛省しました。

 

本人のためを思って
喜んでもらいたくてやったことのはずが

さっきのは、ただのお節介じゃないか!!!
って。

 

その方に次に顔を合わせたときには
ひたすら謝り倒しました。

「この部署をよくしたい気持ちが溢れて
つい、熱くなっちゃいました。すみません・・・」

 

私のその姿を見て、
本人は

「言われるうちが花ですし、
色々教えてくださりありがとうございます。」

って言ってましたけどね。
(こちらこそありがとうございます)

「私」と「あなた」の間の境界線を意識しよう

誰かへのまっすぐな親切心って、

相手のことを見て思いやる、
とっても優しい素直な気持ちです。

 

ところが
相手のことを見ているはずが、
心の中の視線を自分のほうに向け始めてしまうと

その気持ちがいつの間にか

受けとる相手にとって
お節介だったり、
重く感じる
ようになります

 

お節介って結局のところ、

その相手の気持ちを無視して
コントロールしちゃうことだし、
信頼できていない証ですから。

 

 

「親切」は相手が必要としていることだけを
サポートしてあげるので

過剰なサービスではないんですが、

 

「お節介」だと
相手の気持ちをこちら側が勝手に推測して、
親切心を押し付けちゃうこと
なんです。

 

この考え方は、
相手を困っている人認定しているので
信頼していないメッセージになっちゃうんですよ。

 

そもそも
押し付け(コントロール)って、
信頼している人にはしないですよね。

 

この、「お節介」をついやってしまう人は
もしかしたら

自分と相手の「境界線」をひくのが苦手な人

なのかもしれないと私は考えます。

 

お節介をする人の、

相手の気持ちを勝手に推測するところがまさに、

「境界線」を超えちゃっているんです。

 

「境界線」を超えるというのは

頼まれてもいないのに
相手の心の中に土足で踏み入れるようなもの
です。

 

 

私の場合・・・

 

いや、とくに生まれたときから
母親との心理的な距離感が近かった人
(心理学用語では「母子癒着」といいます)

「境界線」が曖昧になりやすく
他人との心地よい距離感でのコミュニケーションを
とることが苦手な傾向があります。

 

もう少しわかりやすく言い換えると、

思春期になっても

自分の部屋に当たり前のように
両親が許可なく頻繁に入ってきた経験のある方は
その傾向を持ちやすいのではないかと思います。

(その行為に不快感があっても
NOを言えなかった方も含めて)

 

思春期になると、
親に言えないことが増えてくるので
だいたいの方は
自分の部屋に入ってきてほしくないと感じますよね。

 

それです、
それこそが境界線。

 

つまり、

幼い頃から長い間

母親から「私」の心の中に
頻繁に踏み入れられる経験をしてきた人は

境界線を越えられることが「当たり前」になっていて、

大人になっても
友人や恋人、会社の人などへも
同じようなかかわり方をしちゃうんだと思います。

 

そもそも私も

母親から
境界線を越えられまくっていた経験者ですし、

何なら最近もお節介をしてしまいました。

 

そんな私だから
親切心がお節介になっちゃうところも、
「境界線」を越えられまくってしんどい気持ちも

ぜーんぶ、
めちゃくちゃわかります!!!

 

 

でも

でも・・・

 

そのパターンのままでは
大人としての人間関係や、恋愛で
躓きやすいんです。

 

せっかくこんなにまっすぐで
ピュアな優しさを持っているのに

もっと近づきたい、仲良くしたいと思う
ステキな相手に
お節介をしたことが原因で

「うっとうしい人認定」なんか受けたくないですよね。

 

そういったミスをしないために
おススメなのが

 

自分は自分

相手は相手
(おかあさんとか、特定の方の名前を入れてもいいです)

 

と、一人の時間に実際に声に出すことです。

 

私は最近、自戒の念をこめて
湯船に浸かりながら小声で毎日やってます。

(自分がブログにして書いているのに
それができていなかったら説得力ゼロですから)

 

ぜひやってみてください。

 

そして、
私と同じようなお悩みを持っている方は

心理カウンセリングで
「母子癒着」や「境界線」について
徹底的に向き合って手放していくのも
おススメです。

 

私の場合はこれらのマインドが
心の奥底までかなり強固にしみついていたので、
手放すのに時間と労力を割きました。

 

どうか皆さんが
本来の優しさを存分に発揮できますように。

一緒にがんばりましょう。