罪悪感は感情が動くと消えていく
こんにちは
心理カウンセラーの よしだひさこ です。
ここしばらくの間
雨、降りすぎですよね。
雨の日の苦手な私は
体も脳も、思うように動かなくなります。
夫は
「台風と秋雨前線のバランスが崩れているから
長雨になっている」
と、分析していました。
早く太陽が主役の日々が戻ることを願うばかりです。
さて、今回はつい最近
私が身をもって体験した
人の心が動くって、
こういうことなんだなぁと強烈に感じた実例から、
うまくいかないコミュニケーションとの
向き合い方のヒントをお伝えいたします。
パートナーとのコミュニケーションに
不安を感じている方にも
活用できるような内容です。
読者の皆さんの心にも
私が感じたような温もりを感じられますように。
罪悪感から自己攻撃を繰り返すAさん
それは
私が今の会社で出会った同じ部署の女性
Aさんとのこと。
Aさんは入社10年以上のベテランパートさん。
フルタイム勤務をしているのと、
仕事のできる範囲が
ほかの人よりずば抜けて広い上に
「私が何とかするから大丈夫!」
と、明るく仕事を引き受けてこなしていくような
いわゆる姉御肌の方です。
そんなAさんと私は
少数精鋭の同じ部署で勤務しています。
共に勤務するようになった頃、
部署内で中心となって運営、販売していくのは
フルタイム勤務をしていたAさんと私でした。
ほかにも数名、
短時間勤務の方もいらっしゃいます。
人数も少ない中、
シフト制による交代勤務なので
メンバー全員が一枚岩となって
効率的な連携で運営する必要があったのですが
Aさんと私の、
とくに接客面での考え方が
異なる部分が多くて
どうしても
心理的な距離が遠くなりがちで
連携がうまくいかなかったんですよね。
接客におけるAさんは
誰にでもフランクなので、
お客様との距離の詰め方がとても上手です。
それ故、
彼女の優しさもあって
お客様からの無理難題も引き受けてしまうのですが、
Aさんの休日の間に
お客様対応において
何らかの予期せぬことが起きて、
私も含めて何も知らない
ほかのメンバーが困惑するなんてことが
起きたりします。
一方私は、
お客様とはほどほどの距離感で接しながらも、
会社としてできる最大限のサービスを
お客様のご要望を確認しながら提供するのが得意です。
また、
自分の不在時にお客様から問い合わせがあったときなど
お客様を不安にさせないのはもちろんのこと
ほかのメンバーが対応に困らないように
大事なことは記録を残したり
共有するように心がけています。
ふたりともお客様へ対する優しさや
仕事への情熱はあるのですが、
ゴールへの向かい方がまるで正反対なんですよね。
さらにAさんは、
愛と優しさは人一倍ある反面、
本当はとても繊細で
(本人は繊細さを自覚していないようですが)
心と身体のバランスを崩しやすく
仕事を休むことも多いのです。
その証拠に
罪悪感(仕事やご自身のことなどへの)
↓
自己攻撃
↓
体調不良
↓
罪悪感(体調が悪くなっている自分と周りに対する)
↓
自己攻撃
このエンドループになっているようで、
彼女の笑顔の裏側は
想像を絶するようなしんどさを抱えているのかな、と
私は感じていました。
そのような繊細なAさんだからか、
今の部署で
私と一緒に仕事をするようになって
慣れてきた頃から
徐々に
私のAさんへの不満などを感じ取って
私を遠ざけるようになっていきました。
私はそんなAさんをみて
こちらが焦って変に歩み寄ったところで
よい結果(関係性)には繋がらないと思い、
あえて距離を縮める努力はせず、
ただ状況の推移を見守ることにしました。
何故私が
「この人とはそりが合わない」と
決めつけなかったかというと、
私は
本当のAさんは
愛に満ちた優しい人だと信じていたからです。
当時のAさんは
心も身体もボロボロになるくらいに疲弊しきっていて、
本来のAさんの状態ではないだけだと
私は感じていました。
「罪悪感」のち「花咲くような笑顔」
やがて月日は流れ、
去年の12月から
私はフルタイム勤務をやめることにしました。
心理カウンセラーとしての活動も
忙しくなりつつありましたし、
今の部署の体制がスタートして以来約3年で、
ほかの大所帯の部署では
人員構成が激変しているにもかかわらず
私の所属している部署だけは
メンバーもほぼ変わっていなかったので
あえて
自分の働き方を変えることで
部署の雰囲気が変わるきっかけを
つくってみようと考えたのです。
当然、部署の中心のひとりであった私が
勤務日数、時間数を半減させれば
Aさんとの関係性も含めて、
部署内の雰囲気が変わって
もっとまとまれればいいなぁ、とも
願いながら。
すると、
たしかにメンバーも新たに2名増員し、
新しい風は吹くようになってきたものの
今度は
私の出勤日とAさんの出勤日がずれてしまい、
月に一回も顔を合わせられなくなってしまったのです。
数か月顔を合わせられない間に
不思議と私は
Aさんがやり忘れてしまった
お客様関連の重要な仕事を、
Aさんが休みの間にフォローして
なんとか乗り切る場面が何度か続きました。
すると
以前から私と心理的な距離を感じていたAさんは
私と出勤日が重なる日に限って
体調不良を繰り返すようになってしまいました。
まるで私を避けるように。
彼女はきっと、
私に対して申し訳なさを感じて
合わせる顔がなかったのでしょう。
そんな会えない日々が続いて約3か月。
ようやく
Aさんと私の出勤日が重なる日が近づいてきた頃
私はAさんの体調を心配しながらも
心から会いたいという気持ちが募っていきました。
「次はAさんと会えるかなぁ、会いたいなぁ」
と、たくさんの同僚たちに言うほどに。
いよいよ
Aさんと久々に出勤日が重なる当日、
早番で出勤した私は
体調不良で遅刻してきたAさんを目の前にして
「Aさん、お久しぶりです!会えてよかったー!
体調悪いのなら、あんまり動かなくていいですよ。
Aさんがただここにいてくれるだけで
私は嬉しいですから!!!」
と、私が嬉しさ全開でAさんに声を掛けた瞬間に
Aさんは
表情が急激に明るくなって
ものすごく嬉しそうな反応をしていました。
まるで
寒い日々を過ぎて
一気に花が咲き誇ったかのごとくに。
私はそんなAさんをみて、
安心感と嬉しさを感じたのと同時に
Aさん、私にあんな表情をするんだなぁと
衝撃を受けました。
それ以来、
徐々にAさんは
私に心を開いてくれるようになりました。
また、
極度の体調不良までは起こさなくなり
それが理由で休んだり、
遅刻することもほとんどなくなったそうです。
Aさんが最近
いちばん変わったなぁと感じるのが、
私に
「ありがとう」と「ごめんなさい」を
伝えるようになった ところです。
Aさんは
直接私に伝えるのはまだ抵抗があるらしく、
文字にして
やんわりと伝えてくれます。
以前は
周りの人たちも感じとるくらい
罪悪感が強くて
自己攻撃を繰り返していたAさん。
きっとAさんは
「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うと、
自分の中の
罪悪感と自己攻撃に拍車をかけてしまうと
無意識に感じ取って
同僚の誰に対しても
「ありがとう」も「ごめんなさい」も
言えなかったんですよね。
だからこそ私としては
それを伝えられるようになった
Aさんの進化が本当に嬉しくて
これから先、
私はAさんのことを
もっともっと大好きになりそうです!
パートナーシップでも使える「諦めない姿勢」
私はそんなAさんの心の変化をみていて感じるのは
きっと
自分と相容れない考え方をする私と向き合うと
心の中の罪悪感が
強烈に刺激されてしまっていたのだろうな、
ということです。
そして、
彼女が自己攻撃をする分だけ
私も彼女を嫌っている(攻撃する)のだろうと
怖れていたのでしょう。
それが
昨年までより顔を合わせる機会も減り、
少し距離のあいた私から
彼女を
心から受け入れる態度と言葉で
わかりやすく伝えたことで
気持ちが動いたのだろうなと
Aさんの行動を見て
私は感じ取りました。
今回は
職場での同僚との関わりで
実際にあったエピソードをご紹介しましたが、
もっと身近にありがちなのは
パートナーシップです。
うちの夫も私と結婚した頃は
いつも無表情で
抑揚のない話し方しかしていませんでしたが、
私から
言葉と同時に表情や動きで
気持ちを伝え続けることで
驚くほど変化しましたからね。
その過程を
こちらのブログ
超自立系猛犬男性が、愛情深いチワワになるまで②~感情編~
にて紹介しております。
よかったら、
併せてお読みいただけますと嬉しいです。
これらのブログで紹介した
Aさんとうちの夫の心の動きに共通することは
相手が男性でも女性でも、
感情を感じることを自分から切り離して
貝のように心を閉ざしている人との
関係性を良くしたいと思うときは
無理に近づこうと焦らないのが大切です。
どんなことがあっても相手を信じて
一歩引いた姿勢で関わり続ければ
いつか相手に伝わります。
相手の方が優しさをチラ見せしてきたときや
ほんのわずかでも心が動きそうな瞬間に
具体的に相手の方に心を込めて伝えると、
徐々に
お相手の方の心が
温かい気持ちで満たされていきます。
その気持ちが溢れだしたとき、
嬉しい気持ちを表現してくれますよ。
これが心理学用語でいう
「好意の返報性」です。
私がそれを身をもって経験したからこそ
こちらをお読みの皆さんにも
ブログでお伝えすることにしました。
ただ、
感情表現を苦手とする人と向き合うのは
根気のいることですし、
なかなかうまくいかなくて
ついイラついて
相手をコントロールしようとしてしまったり、
やっぱりやめようと思ってしまうことも
あるかもしれません。
そんなときは
こちらのブログを何度も何度も見返して
思い出していただければ嬉しいです。
もちろん、
クライアント様とお相手の方の状況に合わせて
最も効果的なアドバイスをできる
心理カウンセリングを活用するのもおススメですよ!
どうか、
あなたのその一途な想いが
お相手に伝わって
よりよい関係が築けることを
私も心から祈っています。
